FC2ブログ

2018年12月の活動

第12回「シンポジウム」の準備&写真展用写真の整理追加等

 12月~3月の三嶺の森は雪の季節、現場活動が休みのため、1月26日実施予定のシンポの準備と写真の整理・再編を行っています。「シンポ」の内容は、ホームページの「シンポジウムや展示のご案内」にチラシをアップしていますので、ご覧ください。

 また、11月末に「みんなの会」が、「高知県文化環境功労者」の表彰を受けました。
 今年は3月に10周年記念冊子『シカ食害で痛む三嶺の森』が「寺田寅彦記念賞」を受けています。
スポンサーサイト

2018年11月の活動

11月20日 大栃中学校生徒・観察と体験

 三嶺の森の地元、大栃中学校生徒29名とみやびの丘にて、シカ食害の現場を観察、最後に樹木保護ネット巻きを体験した。
20181120-1tyuu.jpg
白髪山は今はきれいな緑のササ原に回復(7年間で500頭捕獲の結果)した経緯等を話す。2010年頃はほとんどのササの葉が食われ、枯れる寸前までになっていた。樹木もウラジロモミやダケカンバに激しい被害。写真では判別できないが、白骨状態で多く見られる。生徒の経っている場所もかつては背丈くらいのスズタケと灌木の藪であった。

20181120-2tyuu.jpg
樹皮食い被害は、シカの減少とともに大幅に減ったが、まだ、リョウブ等に見られる。

20181120-3tyuu.jpg
森林管理署の職員の指導のもとに樹木保護ネット巻きを体験した。




さおりが原‐カヤハゲ踏査(11月18日)
 このエリアは、「みんなの会」発足(2007年)当初から樹木ネット巻き、防鹿柵設置、マット設置などの活動を活発に行ってきたところである。10年前後経た箇所では、メンテナンスが必要な時期で、踏査によって確認を行った。


20181118-1ousa.jpg
カヤハゲ(防鹿柵上)から白髪分岐(左正面)、そして白髪山(右)を望む。カヤハゲは、ササ原が食害で枯死した後、いろいろな植物が出てきたが、現在はススキが中心に拡がっている。

20181118-2ousa.jpg 20181118-3ousa.jpg
林床は落ち葉に覆われて裸地状態を隠し、自然林の美しいたたずまいだが、スズタケや稚樹等の林床植生が失われ、特に急傾斜地は痛みが深刻。




写真展ー物部地区文化展にて
地元大栃のふれあいプラザで開催される文化展に今年も出展。16日(文化展は17-18日)に展示したばかりのところです。
20181116-182.jpg

20181116-181.jpg





11月10-11日 JA南国市 JA祭り会場にて


物部川下流の南国市のJA祭り会場にて、「物部川21世紀の森と水の会」と同じテント内で、「三嶺の森」の写真展を実施。
20181110ja.jpg

2018年10月の活動

10月30日 楠目小学生・環境教育

みやびの丘にて、増えすぎたシカがもたらす森林の被害を観察し、ササが枯死した結果引き起こされた対岸の山の急傾斜地の崩壊の状況を観察した。物部川の源流域の崩壊・土砂流出は、森・川・海のつながりの中で、中・下流に影響を及ぼすことも学習し、最後に、植樹して森の再生を願った。

写真は、30年前に撮ったみやびの丘下部の原風景。背丈を超えるササが藪状になって、林内に入ることはできなかった。
最初に、「原風景」の写真を見せ、本来の自然はこんなだったよと、しっかり頭に入れた。
20181030miyabi0.jpg

今は、ウラジロモミ等は樹皮食いで枯れ、ササも衰退して「原風景」の面影はない。

20181030miyabi1.jpg    20181030miyabi2.jpg
枯れ木の空洞に、2mもの長さのササが生き残っている。 2008年に枯れ、今年倒れたウラジロモミ等。

20181030miyabi3.jpg  20181030miyabi4.jpg
山頂へ向かう。 山頂(元はササ藪)では、対岸の山々の様子を過去から記録した「冊子」を教科書に変化を学ぶ。
特に、ササや樹木が枯れた急傾斜の山(白髪避難小屋南面)では、2012,3年から崩れが深刻化した(下の写真)。
20181030miyabi5.jpg

最後に、森の再生を目指して、現地の種から育てたブナ、ミズナラ、トチノキの苗を植えた。
20181030miyabi6.jpg





10月15日 香長小学生・環境教育

さおりが原にて、食害前と現在、そして防鹿柵設置内を見学し、3年前から実施している単木保護ネット内稚樹の成長を観察し、計測を行った。

20181015saori1.jpg

右側の防鹿柵は2008年に設置した、スズタケ保護柵。このあたりの林床の原風景。今は、シカ食害のため、柵内以外は壊滅。

20181015saori3.jpg 20181015saori2.jpg
ネットで囲った稚樹は、着実に成長している。    成長状況を測る。




10月13日 秋季ボランティア活動(カンカケ谷・防鹿柵設置活動)
 
 参加者91名のもとに、三嶺の森・カンカケ谷の貴重な植生を再生すべく、防鹿柵設置活動を実施しました(当初、10月6日の予定でしたが、雨のため13日に延期となり、参加者も130名から減りましたが、予定どうり実施することができました。)

20181013kannkake1-1.jpg
林床植生が失われた自然林内を、目的地に向かうボランティアたち。

20181013kannkake3-2.jpg 20181013kannkake5-3.jpg
カンカケ谷の渓流に沿って、防鹿柵を設置するボランティア(高知農業高校生たち)

20181013kannkake4-4.jpg
倒木(シカ食害や寿命等による)があっても、稚樹はすべて食べられるために森の循環系の再生ができない。防鹿柵内では、稚樹や植物が茂り、数年で見違える景色となる。

20181013kannkake6-1.jpg  高知新聞に掲載された記事




10月13日 香美市こどもエコクラブ活動・協力

上記「秋季ボランティア活動」(6日予定)が雨天のため13日に延期になったため、活動がダブった。こどもエコクラブは参加者18名なので、日ごろ環境教育協力を行っている依光・西村が対応。最初登山口駐車場近くの林内の様子を見、その後山頂にて、3年前に植えたブナの手入れと、今年設置した防鹿柵内にトチノキとミズナラの苗を植え、森の再生活動を行った。

20181013eko-1.jpg
ササやリョウブの緑(子どもたちの背後)の、小さな山の「苗畑」で、苗木等の解説。

20131013eko-2.jpg
白髪山を眼前に、みやびの丘の山頂北側の昨年設置した防鹿柵を望む。

20181013eko-3.jpg
防鹿柵内には、多様な植物が溢れかえっている。一昨年に植えたブナの苗木も埋もれて、負けそう。子どもたちは、苦労しながら初期成長が遅いブナを救出する。

20181013eko-5.jpg 20181013eko-4.jpg 
左側の苗はトチノキ  右側の苗はミズナラ 大きく育って森になることをねがいながら植樹




10月8日 写真パネル展(県主催「狩猟フォーラム」&おおとよユトリストパーク「ジビエグルメフェスタ」)の開催

2018108syasinntenn-1.jpg
写真は高知工科大学講堂ロビーでの写真パネル

2018108syasinntenn-2.jpg





10月1日 定例会

議題
1.秋季行事について   (カンカケ谷) 
2.倒木等による防鹿柵の被害状況調査&メンテナンスについて (さおりが原、白髪分岐下等)
3.1月シンポの方向性について とくに「基調講演」の内容と講演者
4.その他
(1)環境教育等協力予定
  10月13日 香美市こどもエコクラブ:みやびの丘
10月15日 香長小 :さおりが原
10月30日 楠目小 :みやびの丘
11月20日 大栃中学校:みやびの丘
(2)イベント協力予定
 10月8日 ジビエグルメフェスタ(おおとよユトリストパーク) 写真パネル展
10月8日 県・狩猟フォーラム(高知工科大学) 写真パネル展
10月14日 森里川海シンポジウム in 物部川流域 パネリスト報告
(3)管理捕獲について



2018年9月の活動

9月25日 防鹿柵への倒木:処理メンテナンス
さおりが原のスズタケ保護柵にやや大きめの倒木があり、チェーンソーが使えるメンバーを中心に、倒木処理を行った。
 
2018925saori1-1.jpg
チェーンソーで切っている木がネットにかかり、シカフリーとなっている。
ここは2008年に柵を設置し、バックに見えるササは唯一保護されているスズタケである。

2018925saori2-1.jpg
損傷した杭を取り換え、打ち直しているところだ。

2018925saori3-3.jpg
他の杭も補修して、メンテナンス作業を終える。




9月7日 定例会を開催しました

議題
1.秋季行事について
2.既設防鹿柵のメンテナンスについて
3.こどもエコクラブ活動協力について
4.モニタリングについて
5.土佐山田ショッピングセンター(スーパーバリュー)の寄附付き商品販売と28万円の寄付
6.捕獲について(香美市及び森林管理局・署)
7.写真展・出展依頼(「狩猟フォーラム」及び「ジビエグルメフェスタ」)

モニタリング

8月9日 さおりが原にてモニタリング調査

みんなの会・高知大グループは、さおりが原の防鹿柵内外に、永久方形区を設け、モニタリングを継続しています。奥の茂っているのは希少種のマネキグサ(2008年設置柵内)。手前は2016年春設置の柵内。次第に植生が茂る。

20180908saori1-1.jpg





土佐山田ショッピングセンターの「スーパーマーケット・バリュー」での寄附付き商品販売の高知新聞の記事です。

2018090815260817b-1.jpg


2018年7月の活動

7月13日~8月31日土佐山田ショッピングセンターにて、写真パネル展実施中

 スーパー・バリューノア店及びかがみの店にて、シカ食害で痛む三嶺の森の写真展を実施しています。
baryu-1.jpg


baryu-2.jpg






定例会 2018年7月23日

1.春季行事について
2. 秋季行事予定について
3.観察・メンテナンスについて (当面カンカケ谷~全治:9月定例会で検討)
4.その他
 (1)「管理捕獲」について 局・署、香美市
 (2)こどもエコクラブの「植樹ブナ」の手入れについて
  8月12日 みやびの丘山頂の植樹ブナの保育作業(苗周りのイワヒメワラビ等の除去)
 (3)モニタリングについて
 (4)土佐山田ショッピングセンターでの寄附付き商品販売と写真展について
7月15日~8月30日 バリューノア店、かがみの店にて開催
(5)本年度から「車代」について、流域内からは従来どうり3,000円、高知市等流域外からは4,000  円でどうでしょうか(ガソリン代の)値上がりと財政面で余裕ができたため。






7月28日 防鹿柵メンテナンス

カンカケ谷の防鹿柵に、倒木があり、それをチェーンソーを使って除去、そして柵ネットの補修をメンバー7名で実施。 

kannkaqke0.jpg

kannkaqke1.jpg

kannkaqke2.jpg  秋行事の予定地も準備しています。

6月の活動

6月は写真パネルの再編
6月は雨期のため、現地活動はありません。
目下、環境教育用の写真の整理、写真パネル展用の写真の更新を行っています。
 

2018年5月の活動

5月20日 ボランティア活動
 143名のボランティアの参加のもと、みやびの丘にて3か所(延長計614m)の大型の防鹿柵を設置しました。
アクセスが容易(駐車場から15分~20分)なこと、そして参加者が多いことから、作業は午前中に終えることができることから、午後はみやびの丘及び周辺の山々のシカ食害の変遷に関する話、そして香美市が担当する白髪山での管理捕獲の話をしました。

2018520miyakatudou4.jpg
     みやびの丘山頂にて説明を聞く、参加者たち(一部)。

2018520miyakatudou1.jpg  2018520miyakatudou2.jpg
      防鹿柵設置活動   左:山腹北東斜面    右:山腹西斜面・歩道下

2018520miyakatudou3.jpg
山頂東斜面での活動。  既設(2013年設置)の防鹿柵内はリョウブを中心とする灌木の緑がひしめき合っている。既設柵の下に新たな柵を設置中。

解説(午後)
2018520miyakatudou5.jpg
みやびの丘東面は2008年にシカ食害によってササが枯死。その後、裸地化して一部表土流出、裸地化部分のブナの根も枯死し、樹が衰退しないように対策を講じ、また、2013年に防鹿柵を設置して以降の変化について、記録写真にもとづいて解説した。





5月14日 ボランティア活動の準備

5月20日の「防鹿柵設置・ボランティア活動」の準備を行う。柵設置の邪魔になるササを刈り、倒木などを取り除いた。

2018514miyajyunnbi1.jpg  2018514miyajyunnbi2.jpg





5月13日こどもエコクラブの観察と植樹
 みやびの丘の下部樹林内にて、食害状況(ササ、樹木、糞)などを調べる。ここは元は大人の背丈を超えるササヤブで覆われていたところで、食害によって矮性化したり、樹木も枯死して倒れている様子などを観察。2年前に設置した苗置き場柵内のササが伸びて、柵外との違いを実感して、驚いていた。

2018513kamieko1.jpg  2018513kamieko2.jpg
         シカ食害によって衰退したササや枯死した樹木、糞などの観察を行った。

2018513kamieko4.jpg  2018513kamieko5JPG.jpg
        空間の多いササ枯れ地にミズナラ、トチ、ブナの植樹を行い、ネット囲いを行った。

2018年4月の活動

4月29日 樹木等被害調査(白髪山にて)
 例年実施している白髪山での樹皮食い調査。場所は、①登山口近くのヒノキ・ウラジロモミ樹林、②中腹の登山道際樹林、③山頂周辺樹林の3地点での、新しく樹皮食いされた樹木の本数を数えるという、単純な方法である2009年に始めて10年目。2010年前後は、毎年700本前後の被害。それが、2011年から白髪山での捕獲が始まったことにより、2013年以降は70本程度の被害に大幅に減少し、今年は①地点で22本にとどまった。ササ原も葉食いで春先は茶色・獣道多数という状況であった。それが、捕獲の効果(シカの減少)によって、樹木被害と同様に2013年を画期に、ササ原は回復に向かい、今では春先でも中上部は緑を保っている。
2018429siraga1-1.jpg
①地点の被害状況 ウラジロモミの新たな樹皮食いが見られる。周辺の樹木の多くも過去に樹皮食いされ、枯死している。

2018429siraga1-2.jpg
①地点に隣接しているササ原は、葉が多く食べられている。ただし、夏には新芽が伸びて、新たな葉が展開して回復する。





4月25日 モニタリング調査(さおりが原にて)
 2008年に設置したさおりが原のマネキグサ等の防鹿柵内外の「永久方形区」での植生の変化の調査(高知大グループ)の様子です。写真は、柵内のマネキグサが芽生え、これから茎が伸びて、夏に花を咲かせる。
20180425monitarinngu1.jpg

20180425monitarinngu2.jpg 柵外の様子。1昨年に柵を設置したので、植生が少し展開。





4月14日 総会・定例会&「ミニ講演会」

 総会・定例会に引き続き、ミニ講演会「四国(三嶺・剣山地)のツキノワグマ」を開催しました。
講師は、山田孝樹(四国自然史科学研究センター)さん。
シカは増えすぎて、自然林等に多大な被害を与えてきたが、剣山地のツキノワグマは地域個体群としては、
全国的に見てもっとも絶滅に瀕する種。50頭以下と、数が少ないこともあって、遺伝的多様性に劣る。
捕獲して、GPSをつけ、追跡調査、行動圏はかなり広い等、スライド・動画、によってわかりやすく解説いただいた。
DSC01503 (500x247)

DSC01504 (500x217)

DSC01514 (500x395)

続きを読む

2018年3月活動

3月2日 写真パネル展 「物部川に感謝する・フォーラム」会場にて

 高知工科大学講堂ロビーにて、写真パネル展を実施しました。

DSC_0008 (600x307)

DSC_0004 (600x300)
プロフィール

三嶺みんなの会

Author:三嶺みんなの会
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR