11月の活動

11月20日 中東山調査・写真撮影
 中東山は、最初にシカ被害を受けた山。2000年前後に食害された樹木は、立ち枯れから倒木へ。
 ササ原は、枯死後、イ草やイワヒメワラビに遷移。防鹿柵内はリョウブやミツバツツジが茂っている。
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11月8日 物部川流域3市職員を源流域のシカ食害案内

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写真パネル展 11月6日四国ジビエグルメフェスタ、11月12,13日物部文化展
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2016年6月の活動

6月の活動・ブナの稚樹を集める~「ブナ苗バンク」作り

昨年はブナの実が実った生り年。ブナ林の下には稚樹が点々と見られる。ブナの稚樹は、2年程度でほとんどなくなる。シカが葉っぱを食べるためだ。今度、実るのは何年か後。今のうちに、集めようと梅雨の時期に3度(6月11日、18日、26日)にわたり活動を行った。
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 まず、苗を食べられないように防鹿柵を作る。ここと、もう1か所に同じような簡易な柵を作った。

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    ブナの稚樹               ペットボトルを利用して、一時的に保護している

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 集めてきた稚樹を柵内に移植するところだ      とりあえず、2か所に約150の苗を確保している

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防鹿柵内に植樹したブナの苗の手入れ(ササや灌木を除く)    3年生のブナの幼樹

2016年5月の活動

5月21日 春季ボランティア活動

さおりが原の自然再生をめざして、140名のボランティアの参加のもとに実施しました。
防鹿柵設置3か所4班、樹木ネット巻き班3、植樹班1、調査班1、計5班に分かれて実施。
下写真は、現場に向かう樹木保護ネット巻き班(全面的に林床裸地が続く)
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伐開地ギャップに防鹿柵を設置(ここは、明るいためイワヒメワラビが出てきたが、元の自然林に再生するための活動だ)
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その他の防鹿柵では、希少種マネキグサ柵の拡大をめざしたものなどもある。

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ギャップ(明るい空間)にトチの苗(近くのトチの巨樹の種から育てたもの)やブナ、ミズナラ等、約100本を植える。
シカに食べられないようにネットで覆う必要があるため、かなり手間がかかる。

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樹木の樹皮食いを防ぐために保護ネットを巻く。最近は、シカの減少とともに新たな樹皮食い被害は減少。

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高知大グループによる調査活動。ここは1年前に張った柵内。その奥の灌木群は2008年に張った柵内。溢れんばかりの緑に覆われている。



5月8日 こどもエコクラブとブナの植樹活動
30名の参加のもとに、みやびの丘「ブナの森づくり」を実施。みやびの丘のブナから採った種を育てた苗約80本を植える。

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みんなの会から、ネットへのイボ竹を差し込む方法を教えてもらう。

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散らばって植栽。

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ブナの苗を植える      支柱のイボ竹でネットを固定して完成

三嶺シカ食害点描(1) 樹木被害

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白髪山の西稜線のダケカンバ群落は2010年前後に、シカ食害によって壊滅的被害を受けた。奥に三嶺(1893m)を望む。
(上写真2015年白骨状態、下写真2011年)
ネット巻き活動を行うも、巻く木がないほど、ダケカンバは白樺の仲間。美しい樹で、やさしい彩の群落風景を形成する。
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ダケカンバとは対照的な常緑樹・ウラジロモミは、100年生以上の大木も多く、男性的な風貌を呈する。
ウラジロモミは各所で大きな被害を受けた。稜線に近い登山道沿いのものは被害が特にひどく、大木も多く枯死した。
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下は、ネットを巻いた木と根株が食害を受けていたため巻かなかった木の違い。
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食害を受けた大木は、現在白骨木となって立っているが、若い群落は倒木段階にある。

ウラジロモミの若い群落。壊滅・倒木へ。
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小鳥たちにエサとなる赤い実をたくさんつけ、紅葉の美しいナナカマドも多く被害を受けた。
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リョウブもシカの被害を最も受けやすい樹種だが、意外と自ら傷をいやし再生力が高い木でもある。

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秋の山を彩るコハウチワカエデも、被害を受けやすく、壊滅・倒木のところも見られる。(上は、被害を受けたばかりのところ、下は群落全体が被害を受け、倒木段階に向かうところ)

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下は、ナナカマドやカエデ、ダケカンバなどからなる林だが、半分くらい被害を受け、倒木も見られる。
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樹木被害は三嶺・白髪山・中東周辺で、数万本に達した。
 近年(2011年頃)から、香美市による保護区の「管理捕獲」によって、白髪山周辺で約450頭のシカの捕獲が行われ、結果、2013年頃からシカの食害は減少に転じた。捕獲がなかったら、特に、ウラジロモミ、ダケカンバ群落の大半は壊滅し、リョウブ、コハウチワカエデ、ナナカマド、アサガラなども大きな被害を受け続けたことであろう。


2016年冬季活動

3月7日 「みんなの会」定例会

1.来年度活動について
 ①春季活動 場所と活動日程 現地検討日~4月2日(土)、雨天予備日4月3日(日)
          さおりが原にて防鹿柵設置等、植生再生活動~5月21日(土)、雨天予備日22日(日)
 ②総会日程とミニ講演~4月9日(土) 香美市立中央公民館 ミニ講演調整中
 ③公開報告会、(夏・秋行事? 調整中)
2.山岳遺産基金・「15年史」・「みんなの会10周年」冊子に関連して
 冊子関連活動予定~「編集委員会」の立ち上げ
  ①山・地域別、時系列写真の整理 (不嗜好遷移を含む)
  ②防鹿柵の検証(グリーンシーズン)
   ササ地・旧ササ地、樹林内 (希少種及び木本等出現種と成長)
  ③土砂流出・崩壊地状況写真・マップづくり
3.その他
 ① 香美市の管理捕獲について
② 剣山地域ニホンジカ被害対策協議会について(3月4日)
③写真パネル展(1月6日~20日香美市役所、2月27日「物部川シンポ」高知工科大)



2月27日 「日本山岳遺産サミット」(山と渓谷社)にて、授与式と三嶺のプレゼン。

 三嶺が「山岳遺産」に認定され、助成金を受けることとなり、来年度に「シカ食害の変遷とみんなの会活動」に関する冊子をまとめることになりました。




2月7日 白髪山池地区へ

 標高1,200m付近で、雪が融けた白髪山の山麓・池地区の様子を見に行く。 
 シカは4頭目撃。他に、警戒鳴き声も聞こえた。
 
 2011年から捕獲が本格化したおかげで、2013年を境に日当たりの良いササ原は、冬でも緑を保つようになった。
下写真で、稜線の右下部分の白っぽいところは2010年頃にシカ食害でササが枯れて、シカに強い他の植物に変わったところだ。
ササ原内に立っている「白い棒」は、シカ食害によって枯れたウラジロモミの白骨化したもの。白髪山での樹木被害は2008年~2011年頃にひどい被害を受けたが、シカの生息数の減少とともに被害木数は減少してきた。
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だが、ここはシカにとって、最も魅力的な所。減ったとはいえ、この冬に樹木が被害を受けた傷跡やシカのたまり場の痕跡が残されていた。
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2016年1月23日 第9回シンポジウム

 「みんなの会」発足後、毎年実施しているシンポジウムも9回目を数える。発表内容は「資料集」にまとめ、定点写真解説から、高知大グループによる被害跡地のマット張りの効果、保護区での香美市による捕獲状況等、貴重な記録となって蓄積されている。
 各段階ごとに共通認識を深めるとともに、今後の対策の有り様も検討できるところに意義がある。

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2016年1月6日~20日 写真パネル展

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香美市役所1階ロビーにて「写真パネル展」を開催しました(1月6日~1月20日)。
写真パネル展は、2月27日の「物部川シンポ」会場(高知工科大)でも開催します。
 被害状況の展示は、知らない人々にとってはインパクトがあります。
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