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2018年4月の活動

4月29日 樹木等被害調査(白髪山にて)
 例年実施している白髪山での樹皮食い調査。場所は、①登山口近くのヒノキ・ウラジロモミ樹林、②中腹の登山道際樹林、③山頂周辺樹林の3地点での、新しく樹皮食いされた樹木の本数を数えるという、単純な方法である2009年に始めて10年目。2010年前後は、毎年700本前後の被害。それが、2011年から白髪山での捕獲が始まったことにより、2013年以降は70本程度の被害に大幅に減少し、今年は①地点で22本にとどまった。ササ原も葉食いで春先は茶色・獣道多数という状況であった。それが、捕獲の効果(シカの減少)によって、樹木被害と同様に2013年を画期に、ササ原は回復に向かい、今では春先でも中上部は緑を保っている。
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①地点の被害状況 ウラジロモミの新たな樹皮食いが見られる。周辺の樹木の多くも過去に樹皮食いされ、枯死している。

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①地点に隣接しているササ原は、葉が多く食べられている。ただし、夏には新芽が伸びて、新たな葉が展開して回復する。





4月25日 モニタリング調査(さおりが原にて)
 2008年に設置したさおりが原のマネキグサ等の防鹿柵内外の「永久方形区」での植生の変化の調査(高知大グループ)の様子です。写真は、柵内のマネキグサが芽生え、これから茎が伸びて、夏に花を咲かせる。
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20180425monitarinngu2.jpg 柵外の様子。1昨年に柵を設置したので、植生が少し展開。





4月14日 総会・定例会&「ミニ講演会」

 総会・定例会に引き続き、ミニ講演会「四国(三嶺・剣山地)のツキノワグマ」を開催しました。
講師は、山田孝樹(四国自然史科学研究センター)さん。
シカは増えすぎて、自然林等に多大な被害を与えてきたが、剣山地のツキノワグマは地域個体群としては、
全国的に見てもっとも絶滅に瀕する種。50頭以下と、数が少ないこともあって、遺伝的多様性に劣る。
捕獲して、GPSをつけ、追跡調査、行動圏はかなり広い等、スライド・動画、によってわかりやすく解説いただいた。
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2017年11月の活動

11月25日 防鹿柵のメンテナンス(みやびの丘)

10月22日の台風によって、防鹿柵が倒木や強風害で被害を受けた。そこで、メンテナンスに出かける。
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駐車場近くの林内に設置したブナ、ミズナラ、トチノキの苗置き場用簡易防鹿柵の補修です。あまりしっかり止めていなかったので、丸棒を打ち込み、しっかりしばって、修復しました。この柵は、苗の他、スズタケも伸び、リョウブの萌芽枝もグリーンシーズンには茂って、柵外とは大違いになり、環境教育用にとても役立つ柵です。(わずか2年で外とはこんなに違うと説明できます。)

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山頂の防鹿柵は強風にさらされるだけに、2本のポールが根元から折れ、倒木の枝が数か所でネットにかかっていました。それで、それで丸棒を打ち込み(写真左)、ポールをしばってとりあえずの補修をし、ネットにかかった枝を取り除いてメンテをおこなった。木の幹がネットに倒れこまなかったのは幸いであった。




11月19-25日「ジビエグルメフェスタ」にて写真パネル展
大豊町のゆとりすとパークにて、ジビエグルメフェスタに合わせて、写真パネルを展示しました。
構成は、①シカ食害で痛む三嶺の山々、②たった10年で自然はこう変わる、③林床植生を失った傾斜地で進む崩壊・土砂流出、④再生を目指して(みんなの会活動)
20171119-25S.jpg 三嶺の森とシカの写真コーナー
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再生を目指してのコーナー(みんなの会活動等)、4ブロックに分かれる。





11月19日 「こどもエコクラブ」 とみやびの丘へ 
ブナ・ミズナラ等の種採取とこれまでに植樹したブナ等の手入れの活動が目的でした。
10月の予定が、台風とその後の岩石崩落のため、延期続きで、実施した日は、あいにく寒波襲来日。

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山頂は、零下5℃前後、風もあって、手入れどころではない。すぐに下山しながら、ブナ、ミズナラの種、10数個採取できただけだった。途中には、台風でモミの大木が倒れたり、シカ食害で枯死したウラジロモミ(右写真)をみながら、自然の厳しさを体感する日となった。それはそれで、こどもたちには、思い出深い体験となったと思う。





11月18-19日 物部文化展にて写真パネル展

 三嶺の森の地元香美市物部町ふれあいプラザにて2日間写真パネルを展示しました。
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11月11-12日写真パネル展-JA祭り会場にて

JA南国市は、「物部川21世紀の森と水の会」の団体会員であり、「三嶺の森をまもるみんなの会」行事にも参加してくださっている。物部川の下流部に立地し農業用水を通じて物部川の水の恩恵にあずかっていることから、環境に意識の高い組織である。 
 それで、祭りに際して、21世紀とみんなの会が共同で、テント張りのブースにて、毎年、写真パネル展を実施している。
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11月6日 定例会を開催しました
1.10周年記念シンポジウムについて
  役割分担・進行、PR方法、徳島県、愛媛県への連絡等
  交流会について
2.防鹿柵のメンテナンスについて
  台風で柵への倒木被害が出ているが、西熊山林道復旧待ちの状況
3.写真パネル展の予定
  11月11,12日 JA南国市 祭り会場
  11月18,19日 物部文化展
  11月19日 大豊町ゆとりすとパーク 「ジビエグルメフェスタ」
その他  捕獲について、環境教育について 

 

2017年7月の活動

7月30日 さおりが原にて、モニタリング調査
 さおりが原の防鹿柵内にうっそうと茂るマネキグサ(希少種)。高知大学グループ(理学部)は柵内外に設置した「永久方形区」にて、毎年、モニタリング活動を継続して実施しています。植生の変化を科学的に記録していくことも大切な活動の一つです。

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saorimonitarinngm0 (400x300) 柵外の植生は極めて貧弱なまま推移している。





7月26日 カンカケ谷防鹿柵のメンテナンス
 防鹿柵には、しばしば倒木や落石があって、柵内植物の防護機能が失われることが多い。カンカケ谷の柵は倒木によるもので、倒木・掛かり木を取り除き、場合によっては杭・支柱やネットを取り換える必要がある。この日は、7名の参加のもとにメンテナンスが行われた。
 写真の緑色のネットの部分が取り換えたところである。
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左:柵への倒木をチェーンソーで処理        右:新たにネットを張り替える作業





7月16日 苗の山上げとブナ、そして「管理捕獲」状況

7月1日と16日には、香美市事業による「管理捕獲」の日。様子見をかねて家で育成していたトチノキ、ミズナラ、ブナの苗を山に挙げ、一定のメンテナンスも行った。なお、香美市による捕獲(巻き狩り)は、7月1日が11頭(白髪山)、16日が9頭(ジル沢)で、目撃数は、いずれも40頭弱であった。
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山の苗置き場に上げたトチノキ、ミズナラ、ブナ。防鹿柵で囲ったミニ苗置き場は、2か所約300本余の苗(植樹用)になった。

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今年のブナの実りは、一部の樹と枝になっているのが見られる程度で、豊作ではない。


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左は、3年生のブナの植樹幼木。まっすぐに幹が伸びた幼木はほとんど見られない。右のように親木がこんなものが多いからだ。

下は、白髪山中腹から見た中東山である。かつて、シカ食害による樹木枯死とササ枯れの跡、裸地化とともに荒廃した灰色の風景が広がっていた。2011年に管理署が防鹿柵を張って、やがてリョウブの稚樹が芽生え、緑の藪に育ってきた。ただし、崩れも進行し、広がってきたため、今年、木組みによる治山工事が行われた。その成果は、2,3年後に現れるだろう。
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7月10日 定例会を開催
 議題
1.春季ボランティアか活動の総括 (参加者120名:防鹿柵設置2か所 延長435m)
2.秋季ボランティア活動(9月24日、予備日10月1日:カヤハゲ徳島県側土砂流出防止・植生再生マット張り)
3.来年度春季活動場所・内容について(カンカケ谷、みやびの丘:防鹿柵設置)
4.既設防鹿柵メンテナンス活動(倒木、冬季積雪による破損:みんなの会と森林管理署が分担補修予定)
5.10周年記念シンポジウム(12月2日予定)
6.報告事項 (1)冊子配布及び販売状況、 (2)バリュー寄付附き商品販売&写真パネル展
  (3)保護区における香美市管理捕獲事業7月2日・白髪山で実施:11頭捕獲、目撃28頭
  (4)高知大グループによる調査活動(5月1回、6月3回)
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7月2日みやびの丘のブナ植栽苗及び防鹿柵のメンテナンス 
 みやびの丘のブナの木から採取した種から苗を作り、2013年、16年、17年に香美市こどもエコクラブの児童を指導して植栽してきた。シカ食害防止ネットを設置する必要があるので、各年20~30本程度の植栽である。

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 ネット内のブナ幼木は、どれが幹か分かりにくいほど枝が多い。これは、みやびの丘の親木を見ても、同じようなことが言える。稜線部の風の強い場所にあるので、たくさんの枝・幹からなる独特の遺伝子を持っているモノが生き残って、このような特徴を持ったブナになっているものと思われる。東北の素直なブナの樹林からみれば別物のようだが、樹形の遺伝子の多様性を現わしているようで、面白い。

下は、みやびの丘の東面のササ枯死地に設置した「防鹿柵」内
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2013年5月に設置して、4年が経つが、ササが再生する前に、周囲から飛んできたリョウブ等の種から発芽し、わずかな期間で1m70cm 程度に成長し、広葉樹の藪になってきた。柵の外(左側)は、シカが食べないイワヒメワラビ(草丈20~30cm)がほとんど。
 防鹿柵の中にもブナを植えているので、ブナ幼木の周りは、下草刈りのような手入れを行った。
 藪ができたことによって、ウグイスが巣を作って、子育て中であった。柵は生き物の生息環境にプラスになっている。

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防鹿柵も一部たるみができていたので、補修。  柵内の藪の巣から外に飛び出てきたウグイスのヒナを、柵内に追い戻す。

2017年5月の活動

5月27日防鹿柵の一部メンテナンス
  「三嶺を守る会」の清掃登山、兼、防鹿柵の一部メンテナンスが行われました。今年の冬の風雪のため防鹿柵の損傷が多く発生し、今後のメンテナンス活動も必要になっています。

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5月20日 春季ボランティア活動
 みんなの会ネットワーク並びに公募ボランティア118名の参加のもとに、奥物部・さおりが原~ケヤキサコ上部にかけて、植生再生のための規模の大きい防鹿柵の設置や樹木ネット巻き活動を実施しました。初めての参加者には、ベテランが解説も行い、有意義な活動でした。
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林床が荒廃した中を現場に向かうボランティア。ここは2009、10年にうっそうと林床を覆っていたスズタケや幼樹などがシカ食害で枯死し、裸地化したままのところだ。

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 上:防鹿柵設置のための杭打ち作業
 下:ネットを張る作業だ。ネットを張った後、杭を支えるロープを張り、下部にスカートネットを張って完成
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下:過去に設置した「マネキグサ保護柵」の緑を背景に、ベテランが解説しているところです。
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左:樹木保護ネット巻き活動  右:ベテランが、初参加者に原風景の写真を見せながら、食害状況を説明しているところだ。

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作業終了後、駐車場にて、代表がお礼のあいさつを行って、帰途につく。



5月14日 「こどもエコクラブ」活動協力
みやびの丘にて、18名の参加のもとに、シカ食害で痛んだ森の自然観察と、ブナの苗の植樹体験を行いました。

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林内の林床はササ(スズタケ)はほとんどない。そんな中で、枯死した古木の空洞の先から出ている葉はスズタケの葉。なんと2m超の高さ。シカ食害前は、うっそうとしたスズタケの藪に覆われていたことの「生き証人」である。

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リョウブの木は、樹皮も葉っぱもシカの好物。たくさんの幹・枝を広げて草食動物に対応しているが、何本かは枯れている。

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みやびの丘山頂の北側に、ブナの稚樹を植樹。この日のメイン活動だ。“ブナの森づくりプロジェクト”の一環です。

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最後に、駐車場に降りて、今日の感想・学んだことを話し合った。充実した1日だった。

10月の活動

10月23日 「のいち動物園友の会」体験活動協力
 21名のメンバーを対象に、自然観察と稚樹(ブナ、ミズメ、カエデ、モミ等)囲い体験を実施しました。
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10月19日 みやびの丘にて環境教育
 香美市の小学生30名を対象に、防鹿柵内外の違い、等、自然観察・体験をしました。
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10月15日 秋季ボランティア活動「土砂流出防止・植生再生マット張り」

 80名のボランティアの参加のもとに、三嶺に近い「カヤハゲ」でのマット張りを実施しました。
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また、体力のないボランティアは「みやびの丘」にてマット張り活動」を実施しました。
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10月10日 「狩猟ホーラム」(高知工科大学講堂)にて写真パネル展
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10月2日 連携捕獲への参加
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