2017年7月の活動

7月16日 苗の山上げとブナ、そして「管理捕獲」状況

7月1日と16日には、香美市事業による「管理捕獲」の日。様子見をかねて家で育成していたトチノキ、ミズナラ、ブナの苗を山に挙げ、一定のメンテナンスも行った。なお、香美市による捕獲(巻き狩り)は、7月1日が11頭(白髪山)、16日が9頭(ジル沢)で、目撃数は、いずれも40頭弱であった。
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山の苗置き場に上げたトチノキ、ミズナラ、ブナ。防鹿柵で囲ったミニ苗置き場は、2か所約300本余の苗(植樹用)になった。

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今年のブナの実りは、一部の樹と枝になっているのが見られる程度で、豊作ではない。


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左は、3年生のブナの植樹幼木。まっすぐに幹が伸びた幼木はほとんど見られない。右のように親木がこんなものが多いからだ。

下は、白髪山中腹から見た中東山である。かつて、シカ食害による樹木枯死とササ枯れの跡、裸地化とともに荒廃した灰色の風景が広がっていた。2011年に管理署が防鹿柵を張って、やがてリョウブの稚樹が芽生え、緑の藪に育ってきた。ただし、崩れも進行し、広がってきたため、今年、木組みによる治山工事が行われた。その成果は、2,3年後に現れるだろう。
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7月10日 定例会を開催
 議題
1.春季ボランティアか活動の総括 (参加者120名:防鹿柵設置2か所 延長435m)
2.秋季ボランティア活動(9月24日、予備日10月1日:カヤハゲ徳島県側土砂流出防止・植生再生マット張り)
3.来年度春季活動場所・内容について(カンカケ谷、みやびの丘:防鹿柵設置)
4.既設防鹿柵メンテナンス活動(倒木、冬季積雪による破損:みんなの会と森林管理署が分担補修予定)
5.10周年記念シンポジウム(12月2日予定)
6.報告事項 (1)冊子配布及び販売状況、 (2)バリュー寄付附き商品販売&写真パネル展
  (3)保護区における香美市管理捕獲事業7月2日・白髪山で実施:11頭捕獲、目撃28頭
  (4)高知大グループによる調査活動(5月1回、6月3回)
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7月2日みやびの丘のブナ植栽苗及び防鹿柵のメンテナンス 
 みやびの丘のブナの木から採取した種から苗を作り、2013年、16年、17年に香美市こどもエコクラブの児童を指導して植栽してきた。シカ食害防止ネットを設置する必要があるので、各年20~30本程度の植栽である。

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 ネット内のブナ幼木は、どれが幹か分かりにくいほど枝が多い。これは、みやびの丘の親木を見ても、同じようなことが言える。稜線部の風の強い場所にあるので、たくさんの枝・幹からなる独特の遺伝子を持っているモノが生き残って、このような特徴を持ったブナになっているものと思われる。東北の素直なブナの樹林からみれば別物のようだが、樹形の遺伝子の多様性を現わしているようで、面白い。

下は、みやびの丘の東面のササ枯死地に設置した「防鹿柵」内
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2013年5月に設置して、4年が経つが、ササが再生する前に、周囲から飛んできたリョウブ等の種から発芽し、わずかな期間で1m70cm 程度に成長し、広葉樹の藪になってきた。柵の外(左側)は、シカが食べないイワヒメワラビ(草丈20~30cm)がほとんど。
 防鹿柵の中にもブナを植えているので、ブナ幼木の周りは、下草刈りのような手入れを行った。
 藪ができたことによって、ウグイスが巣を作って、子育て中であった。柵は生き物の生息環境にプラスになっている。

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防鹿柵も一部たるみができていたので、補修。  柵内の藪の巣から外に飛び出てきたウグイスのヒナを、柵内に追い戻す。
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2017年5月の活動

5月27日防鹿柵の一部メンテナンス
  「三嶺を守る会」の清掃登山、兼、防鹿柵の一部メンテナンスが行われました。今年の冬の風雪のため防鹿柵の損傷が多く発生し、今後のメンテナンス活動も必要になっています。

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5月20日 春季ボランティア活動
 みんなの会ネットワーク並びに公募ボランティア118名の参加のもとに、奥物部・さおりが原~ケヤキサコ上部にかけて、植生再生のための規模の大きい防鹿柵の設置や樹木ネット巻き活動を実施しました。初めての参加者には、ベテランが解説も行い、有意義な活動でした。
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林床が荒廃した中を現場に向かうボランティア。ここは2009、10年にうっそうと林床を覆っていたスズタケや幼樹などがシカ食害で枯死し、裸地化したままのところだ。

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 上:防鹿柵設置のための杭打ち作業
 下:ネットを張る作業だ。ネットを張った後、杭を支えるロープを張り、下部にスカートネットを張って完成
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下:過去に設置した「マネキグサ保護柵」の緑を背景に、ベテランが解説しているところです。
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左:樹木保護ネット巻き活動  右:ベテランが、初参加者に原風景の写真を見せながら、食害状況を説明しているところだ。

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作業終了後、駐車場にて、代表がお礼のあいさつを行って、帰途につく。



5月14日 「こどもエコクラブ」活動協力
みやびの丘にて、18名の参加のもとに、シカ食害で痛んだ森の自然観察と、ブナの苗の植樹体験を行いました。

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林内の林床はササ(スズタケ)はほとんどない。そんな中で、枯死した古木の空洞の先から出ている葉はスズタケの葉。なんと2m超の高さ。シカ食害前は、うっそうとしたスズタケの藪に覆われていたことの「生き証人」である。

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リョウブの木は、樹皮も葉っぱもシカの好物。たくさんの幹・枝を広げて草食動物に対応しているが、何本かは枯れている。

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みやびの丘山頂の北側に、ブナの稚樹を植樹。この日のメイン活動だ。“ブナの森づくりプロジェクト”の一環です。

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最後に、駐車場に降りて、今日の感想・学んだことを話し合った。充実した1日だった。

10月の活動

10月23日 「のいち動物園友の会」体験活動協力
 21名のメンバーを対象に、自然観察と稚樹(ブナ、ミズメ、カエデ、モミ等)囲い体験を実施しました。
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10月19日 みやびの丘にて環境教育
 香美市の小学生30名を対象に、防鹿柵内外の違い、等、自然観察・体験をしました。
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10月15日 秋季ボランティア活動「土砂流出防止・植生再生マット張り」

 80名のボランティアの参加のもとに、三嶺に近い「カヤハゲ」でのマット張りを実施しました。
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また、体力のないボランティアは「みやびの丘」にてマット張り活動」を実施しました。
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10月10日 「狩猟ホーラム」(高知工科大学講堂)にて写真パネル展
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10月2日 連携捕獲への参加
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9月の活動

9月27日 ブナ植栽木メンテナンス
 苗木保護のためのネット囲いのメンテナンスを実施しました。

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その他、定点写真撮影(白髪山等)、モニタリング調査を実施しました。

8月の活動

8月29日 みやびの丘にて調査活動

 「みんなの会」高知大グループ(農学部)は、みやびの丘の防鹿柵内外の調査を行いました。
日当たりの良い稜線部なので、植物の成長が著しく旺盛で、2013年5月に柵を設置した時点では全く木本は見られなかった。
それが、わずか3年で、下の写真のようにリョウブを中心にノリウツギ、ダケカンバなどの樹木が1m50cm の高さまで成長している。これは、驚きであった。この柵内に約15本のブナを植えているが、ブナは初期成長が遅いため、未だ30cm程度である。なので、ブナの周りのリョウブやササなどを取り除く作業も行っています。
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                              調査活動の様子です
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8月22日 さおりが原にて調査活動

 「みんなの会」高知大グループ(理学部)は、さおりが原の防鹿柵内外の調査を行いました。
日当たりの悪い樹林内は、林床の植物の成長は遅く、今年の春設置した柵内は、未だわずかな植生しか見られない。
右側は、以前からの防鹿柵内の様子。マネキグサ等の草花が茂る。
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8月17日 ショッピングセンターにてシカ食害パネル展の解説

土佐山田ショッピングセンター「バリュー」ノア店及びかがみの店で9月11日まで写真パネル展を実施しています。
 当会への寄付付き商品販売を行ってくれていて、17日は三嶺の森のシカによる被害状況とみんなの会の活動内容について、2店舗で、解説しました。 テレビ高知と香南ケーブルが取材に来てくれていました。
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8月11日 こどもエコクラブ活動

香美市こどもエコクラブはさおりが原にて、観察と新たなこども柵を設置しました。

下の写真は、2011年に設置して、近くの大人柵から希少種のマネキグサの種を採取し、まいて育てたものです。
5年めなので、草丈も伸び、小さな可愛いピンクの花もたくさん付けています。
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観察の後、10m四方くらいの小さなこども柵2を作りました。目的はわずかに生き残っているスズタケの保護・再生です。
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間伐材の杭とネットで囲い、地面境を杭で止めます。  柵内の生き残りスズタケ約15株を育て元の植生の再生が狙い。
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