中東山

10月26日 快晴の中東山に行ってきました。
「ふるさと林道」からの単独行。片道3時間かけてのゆっくり登山。他に登山者はなく、何かあっては迷惑をかけるので、写真を撮りながらも慎重に歩を進める。
今回の目的は、「中東山はどんなやろ」を確かめること。白髪山や平和丸辺りから見た中東山は、灰色の部分(写真参照)が多い、表土が流れて礫(れき・小石)だろうか、9月19日の台風の後も、崩壊が進まなかったのはなぜ、そんな疑問を確かめたい衝動にかられたからでした。

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この写真は今年の5月14日に白髪山から撮ったもの、そして、下の写真は同じく白髪山から9月6日に撮ったものです。台風の後もとくに変化はありません。
物部川の源流とされるジル沢をわたり、ブナの大木群をぬけると写真の中央下部の灰色の部分にでる。ここは、崩れて土がむき出しになっており、沢もあれている。そこを右上に上っていくと、上の写真では茶色、下の写真では緑になっている比較的緩傾斜のところにさしかかる。そこは、なんと、イ草の「草原」、イワヒメワラビも見られる。上の方から浸蝕溝が下るが、これらの植生が受けとめている。

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そこから、左上方の稜線部に向かう。少し浸蝕地も見られるが、それほどひどくない。むしろ、歩くとふかふか。これは全く予想外のこと。

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足下がふかふかに感じたのは、地面を覆うコケ。これが、ササが枯れたあと雨を受け止め、表土を流さないように守ってくれたのかもしれない。コケの下の茶色のものはイワヒメワラビ。シカが食べない植生が次第に覆ってきている。なお、ウラジロもモミの大木を中心とする樹木被害は目を覆いたくなるほどだ。稜線部のダケカンバに被害が出ていないのは幸い。

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それでも、斜面の下部では、土壌浸食もあり、2004年、5年のように時間雨量70ミリ、100ミリ超の豪雨に襲われれば、コケの覆いでは持ちこたえられないだろう。ここには、まもなく林野庁事業で防鹿柵が設置され、植生の本格的再生が待たれる。

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下の写真は稜線から撮った徳島県側の斜面。コケとイワヒメワラビで見事に覆われている。コケがこんなに大きな役割を果たすとは、百聞は一見にしかずでした。
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帰りに、最初に述べたイ草が表土流出を吸収している様子です。もっとも、緩傾斜が幸いしています。
なお、帰りの林道上・下で3頭のシカを見かけましたが、いずれも警戒して、慌てて逃げ去りました。
また、中程から上流部の林道の崩れはひどく、荒廃の状況にも驚きでした(依光)



10月30日 国際森林年記念フォーラムに参加
RKCプロダクション企画のフォーラムに、当会の常石勝監事とホームページを管理してくださっている野口朗子さんがパネリストとして参加。三嶺のシカ被害の実情を報告しました。
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