2017年7月の活動

7月30日 さおりが原にて、モニタリング調査
 さおりが原の防鹿柵内にうっそうと茂るマネキグサ(希少種)。高知大学グループ(理学部)は柵内外に設置した「永久方形区」にて、毎年、モニタリング活動を継続して実施しています。植生の変化を科学的に記録していくことも大切な活動の一つです。

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saorimonitarinngm0 (400x300) 柵外の植生は極めて貧弱なまま推移している。





7月26日 カンカケ谷防鹿柵のメンテナンス
 防鹿柵には、しばしば倒木や落石があって、柵内植物の防護機能が失われることが多い。カンカケ谷の柵は倒木によるもので、倒木・掛かり木を取り除き、場合によっては杭・支柱やネットを取り換える必要がある。この日は、7名の参加のもとにメンテナンスが行われた。
 写真の緑色のネットの部分が取り換えたところである。
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左:柵への倒木をチェーンソーで処理        右:新たにネットを張り替える作業





7月16日 苗の山上げとブナ、そして「管理捕獲」状況

7月1日と16日には、香美市事業による「管理捕獲」の日。様子見をかねて家で育成していたトチノキ、ミズナラ、ブナの苗を山に挙げ、一定のメンテナンスも行った。なお、香美市による捕獲(巻き狩り)は、7月1日が11頭(白髪山)、16日が9頭(ジル沢)で、目撃数は、いずれも40頭弱であった。
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山の苗置き場に上げたトチノキ、ミズナラ、ブナ。防鹿柵で囲ったミニ苗置き場は、2か所約300本余の苗(植樹用)になった。

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今年のブナの実りは、一部の樹と枝になっているのが見られる程度で、豊作ではない。


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左は、3年生のブナの植樹幼木。まっすぐに幹が伸びた幼木はほとんど見られない。右のように親木がこんなものが多いからだ。

下は、白髪山中腹から見た中東山である。かつて、シカ食害による樹木枯死とササ枯れの跡、裸地化とともに荒廃した灰色の風景が広がっていた。2011年に管理署が防鹿柵を張って、やがてリョウブの稚樹が芽生え、緑の藪に育ってきた。ただし、崩れも進行し、広がってきたため、今年、木組みによる治山工事が行われた。その成果は、2,3年後に現れるだろう。
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7月10日 定例会を開催
 議題
1.春季ボランティアか活動の総括 (参加者120名:防鹿柵設置2か所 延長435m)
2.秋季ボランティア活動(9月24日、予備日10月1日:カヤハゲ徳島県側土砂流出防止・植生再生マット張り)
3.来年度春季活動場所・内容について(カンカケ谷、みやびの丘:防鹿柵設置)
4.既設防鹿柵メンテナンス活動(倒木、冬季積雪による破損:みんなの会と森林管理署が分担補修予定)
5.10周年記念シンポジウム(12月2日予定)
6.報告事項 (1)冊子配布及び販売状況、 (2)バリュー寄付附き商品販売&写真パネル展
  (3)保護区における香美市管理捕獲事業7月2日・白髪山で実施:11頭捕獲、目撃28頭
  (4)高知大グループによる調査活動(5月1回、6月3回)
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7月2日みやびの丘のブナ植栽苗及び防鹿柵のメンテナンス 
 みやびの丘のブナの木から採取した種から苗を作り、2013年、16年、17年に香美市こどもエコクラブの児童を指導して植栽してきた。シカ食害防止ネットを設置する必要があるので、各年20~30本程度の植栽である。

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 ネット内のブナ幼木は、どれが幹か分かりにくいほど枝が多い。これは、みやびの丘の親木を見ても、同じようなことが言える。稜線部の風の強い場所にあるので、たくさんの枝・幹からなる独特の遺伝子を持っているモノが生き残って、このような特徴を持ったブナになっているものと思われる。東北の素直なブナの樹林からみれば別物のようだが、樹形の遺伝子の多様性を現わしているようで、面白い。

下は、みやびの丘の東面のササ枯死地に設置した「防鹿柵」内
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2013年5月に設置して、4年が経つが、ササが再生する前に、周囲から飛んできたリョウブ等の種から発芽し、わずかな期間で1m70cm 程度に成長し、広葉樹の藪になってきた。柵の外(左側)は、シカが食べないイワヒメワラビ(草丈20~30cm)がほとんど。
 防鹿柵の中にもブナを植えているので、ブナ幼木の周りは、下草刈りのような手入れを行った。
 藪ができたことによって、ウグイスが巣を作って、子育て中であった。柵は生き物の生息環境にプラスになっている。

2017_702 (2)    2017702 (3)
防鹿柵も一部たるみができていたので、補修。  柵内の藪の巣から外に飛び出てきたウグイスのヒナを、柵内に追い戻す。
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